OBS Studioでの録画、カメラでの撮影、映像はもちろん重要です。できるだけ綺麗に、高解像度で、適切に撮影録画することが重要です。
音(音声)も同じく重要です。
音割れ、質の悪い音質、低い音量、周囲の雑音(環境音は別物)、ノイズなどできるだけ防ぎたいです。(地声や滑舌が悪いのは別問題ですが)
クリアーな音(音声)、聞きやすい音声を目指しましょう
そこで、重要になってくるのが音(音声)の入り口、マイクになります。
今回は、OBS Studioで使用するオススメのマイクの紹介です。
オススメのマイク |
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オーディオテクニカAT2020 |
HyperX QuadCast S |
Neewer USBマイク(NW-8000-USB) |
ダイナミックマイク(SHURE SM58-LCE) |
マイクの大枠(種類)
マイクには、コンデンサーマイクとダイナミックマイクの大体2つに分類されます。
ダイナミックマイク
いわゆるカラオケ等で使う電源を必要としないマイクで、アナウンサーが手に持ってインタビュー等をするマイクもこの種類です。
コンデンサーマイク
ビデオカメラに付属で付いているガンマイク、録音スタジオなどで収録用に使うマイクで、電源(ファンタム電源)が必要
ダイナミックマイクとコンデンサーマイクの違い
ダイナミックマイクの特徴
- 形 : カラオケ、ライブ、インタビュー等で見られる
- 耐久性 : 高く、多少の衝撃では壊れません。
- 仕組み : 音の振動で声を録音する
- 録音できる音 : 自分の歌声の特徴的な部分がはっきりする。
- 拾う音の範囲 : マイクの目の前だけの音(声)を拾う(ノイズはさほど気にする必要がない)
- 電源の必要性 : なし
- 録音時の最大音量 : 低め
- 価格帯 : 安め
コンデンサーマイクの特徴
- 形 : スタジオ用(録音用)やビデオカメラ用(こちらはガンマイク)
- 耐久性 : 衝撃に弱く、湿気について気を使う必要がある
- 仕組み : 音の振動+静電気で声を録音できる
- 録音できる音 : 自分の歌声の高音が綺麗に録音できる。
- 拾う音の範囲 : マイクの周囲や指向性(音を拾う向き)があるものもある(ノイズを除去する必要がある)
- 電源の必要性 : あり("ファンタム電源"が必要)
- 録音時の最大音量 : 大きめ
- 価格帯 : 高め
だいたいこんな感じですが、種類や値段により例外もあります。
オーディオテクニカAT2020
AT2020は入門機としての位置づけにあるマイクで、人気のあるマイクです。
AT2020のオススメな点
- 値段も手頃で、現在、一万円強で購入できる
- エントリークラスですが、スタジオ録音なみのクオリティー
- 高耐入力設計と広いダイナミックレンジを実現
- 専用スタンドマウントとケースが付属
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AT2020の注意点
AT2020はXLRモデルなので、パソコンにはオーディーインターフェイスが必要になります。
- マイク本体が重たく、取り扱いに注意が必要
- ポップガードやショックマウント、XLRケーブルは別売
AT2020USB+
AT2020USB+というUSB接続できるタイプのAT2020もあります。
AT2020の音質(感想)
- 素直な音(嫌味がない)
- 聞き取りやすい
- 音割れもない
- 周波数特性が広いので音声をそのままので拾ってくれている
HyperX QuadCast S
HyperX社の QuadCast SはUSB接続するコンデンサーマークです。
QuadCast Sのオススメな点
- オーディオインターフェース不要なUSB接続
- ミュートやゲイン調節などが簡単にできる
- 台座が金属製で安定感が抜群
- ポップガードが内蔵されている
- マイク本体にミュート・ゲイン調整機能が搭載されている
- マイク本体が発光(RGBライティング)し、見栄えが良い
QuadCast Sのデメリットな点
- マイク本体の高さ少し高い(テーブルの上に台付きでおいた場合)
- マイク本体が軽いので、マイクアームによっては不安定になる
- 値段が少し高い
QuadCast Sの音質
- 音質は良好で、これといった癖のないクリアな音
- 嫌味のない音質
- AT2020とaudient Evo4の組み合わせと同程度
- 声の感じもよく、聞きやすい音声で録音できる
Neewer USBマイク(NW-8000-USB)
安価なUSB接続のコンデンサーマイクです。
Neewer USBマイクのオススメな点
- オーディオインターフェース不要なUSB接続
- 192KHz/24Bit サンプリングレート
- プラグアンドプレイ、任意のドライバーをインストールする必要なし
- 価格が安価で、マイクアームなどセットで購入しても、3000円で全て揃う
- 本体が軽量なので、安価なマイクアームが使える
- 付属品が充実(防風カバー、USBケーブル、ショックマウント付属)
Neewer USBマイクのデメリットな点
- 値段相応で、少し軽く、重厚感がない
- 音量がパソコンのソフト任せ(ゲイン調整できない)
- マイク単体にミュート機能がない
Neewer USBマイクの音質
音質は、他のコンデンサーマイクと遜色はありませんが、ゲイン(音量)調整のため、マイクのセッチングが必要です。
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ダイナミックマイク
ダイナミックマイクは、耐久性が高く、ハウリングも抑えられ、ハンドリングノイズが少ないため、ライブのボーカル、楽器の集音などで多く利用されます。
インタビュー等で使うハンドマイクや会見等で見るマイクです。
ダイナミックマイクは、PCにそのままでは挿さりません、ほとんどがXLR端子接続なので、XLR→ステレオミニジャック変換ケーブル等が必要になりますが、できるだけオーディオーンターフェイスを使ってください。音量を引き上げる必要があります。
ダイナミックマイクのメジャーなところでは、
や
です。
まとめ
OBS Studioで使用するオススメのマイクを紹介しました。
ダイナミックマイクも手軽で、使い勝手もよく、ビデオ撮影等でよく利用させていただいています。
マイクはやはり、セッティングが重要で、音(音声)が録音できればいいという簡単な気持ちで行うと、いつか必ず痛い目にあいます。
それぐらいシビアーだと思っています。
ベストな音量、音質で録音できると気持ちいいです。
ベストな、ベターなマイクを選んでください